Mini-z道〜そして伝説へ〜

ミニッツ初心者2人のさまざまなアレコレ

ハドソン川の奇跡の感想。奇跡を映画にするとこうなるのね感

こんにちは、ググです。

 

今回はこちらでブログやっていきたいと思います。

 

 

ハドソン川の奇跡感想。

奇跡を映画にするとこうなるのね感

 

 

ということでやっていきましょう。

 

 

結論から言うと

ハドソン川の奇跡は楽しい映画

ではありませんでした。

 

ただ、それは当然のことだと思います。

 

 

例えば、

少年ジャンプの漫画は努力、友情、勝利を読者に伝えてくれます。

それはジャンプ漫画がフィクションだからです。

 

 

 現実はどうかというと…

部活動を例にとると、努力したからと言って、試合に勝てるわけでもなければ、

友情なんか皆無の部活もあることでしょう。

逆に部活動で、努力、友情、勝利のどれか一つでもあれば儲けものといったところだと思います。

 

 

何が言いたいかというと、

現実は思ったより

何か劇的なことが起きないということ。

人生は、自分が主人公の視点であるから何とか面白いだけです。

エンターテインメント性が低いのが現実なわけです。

 

 

そういった意味で、

ハドソン川の奇跡は良くも悪くもリアルでエンターテインメント性が低いと感じました。

 

その理由として、

トピックというか出来事が少ないことが関連しているんじゃないかと思います。

 

この物語では終始、

ハドソン川に不時着した飛行機は正しかったのか、否か」

のみを話題に取り上げます。

 

 

これがフィクションであったならば、

副操縦士の裏切りも、家族からの失望も、

あるいは劇中のホテルの方との不倫なんかもあったかもしれません。

 

ただ、この映画にはない。

ドキュメンタリーだから

 

 

フィクションだと複数の奇跡が集まって、

1つの物語となります。

ドキュメンタリー映画だと、良いところ1つか2つです。

そりゃそうです。現実じゃ奇跡は重ならない。

 

この映画の奇跡は

ハドソン川に着陸したこと自体であり、

劇中で明かされた奇跡、というか劇的でドラマチックだったことは

一つもなかったのかもしれません。

 

話を進めると、

最終的に主人公の疑いは晴れるのですが、

それに対する胸のすく出来事もジョークの一つで終わりです。

 

半沢直樹なら、土下座、

カイジなら焼き土下座であったであろうことを考えるとあっさりだなって思いました。

 

 

そんな中で、

一番驚いたことといえば、最後のトリックでした

人的要因を排除していなかったってエグくないですか!?

 

第一次世界大戦のころの話じゃないんだから…という感じがしましたが、

そんなヤバい世界も残っているんですね。

問題が発生したら、

「え、お前間違ってたんじゃね?」

で片づける事故調査委員会って怖すぎますよね。

 

というか、

劇中で一言二言で済まされていた、

保険会社の調査団たちが…みたいなところが肝だったりするんでしょうか?

 

訴訟大国のアメリカの保険会社は飛行機が飛行場に戻れなかったことに関する落ち度をパイロットに擦り付けたくて、

あんなパイロットに不利な検証をやっていたんですかね。

 

だとすると、

人的要因を排除した

前時代的な検証にも納得なんですが…!

となると、

最後の方で、

調査団の人たちが、

「すいませんでした、改心しました!」

みたいになってたのが謎ですね。

 

改心もなにも、

彼らはパイロットに罪を擦り付けるための検証をしていたはずなので、

それは筋が通らなそう。

 

ドキュメンタリーと言っても、

そこらへんは脚色しちゃっていたりしたんだろうか。

物語のオチになるところだし。

 

そういった、

ドキュメンタリーとフィクションの境目みたいなところ絶妙な感じは面白かったかもしれません。

 

 

ハドソン川の奇跡

 

奇跡の裏側を描いたドキュメンタリー映画

奇跡を映画化、つまり、エンターテインメント化するとこうなるんだなと、

おもいました。

 

 

 

この映画は7月の土曜日に地上波放送されていましたが、

それを知らずに次の日に蔦屋で借りて視聴した私。

 

こらも一つの奇跡だろと思います。

思った上で、現実の奇跡ってこんなもんだよなーなんてぼんやり思います。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。